神経科学領域の倫理課題

2022年8月27日に下記のシンポジウムがありました

我々の病気とは直接関係はありませんが、医学の進歩により、特にES細胞やiPS細胞技術や遺伝子編集技術により遠くない将来、遺伝性の脊髄小脳変性症にならなくすることが、できるかもしれません。

 

今月のNHKの「ヒューマニエンス」という番組のテーマは「遺伝子」でしたがゲノム編集の回で、クリスパーキャス9という技術でDNAの狙ったパターンを削除する技術は大変興味深いものでした。

今、医療技術の進歩は目を見張るものがあり、自分の生きているうちは無理でも自分の子孫(子や孫)の時代には遺伝性の脊髄小脳変性症にも治せる、発症しない病気になる可能性も大だと感じた。

技術的には可能でも、そこに立ちはだかる倫理の問題が大きく、新薬の承認がなかなか進まないように、倫理という越えがたい高い壁について、人間の発生に関わる部分で考えなくてはいけない、倫理的な問題を研究者はどのように考えて、日夜、研究に取り組んでいるか、神経科学を研究している先生たちの持っている問題意識の一端が聞けました。

一度で説明お知らせできませんが、このシンポジウムの模様をお知らせしてゆきたいと思います。

このシンポジウムは2部構成になっていて、1部は4セッションに分かれており2部では参加された人によるパネルディスカッションという構成でした。

終了予定は、17:20に変更されていました。

次回から各セッションの内容をお伝えしようとおもいますが、抜けている部分も多々あります。自分の理解不足や記憶力の問題で理解できない部分もあると思いますが、あしからず。

 

第2セッション途中から、スマホで記録を取り始めました。

ニューロフィードバック治療こおける倫理的課題
川人光男(国際通信基礎技術研究所)

・・・途中かえらになります

倫理的・法的・社会的課題

・意識の問題
→意識はあるのないの
その有無をどう測るの?
・キメラの問題
→動物の脳へ移植すると、高次の脳機能を獲得するの?
・同意の問題
→細胞提供者から(不確実性の高い研究を進める上で)いかに適切に同意を取得するの?

社会的課題
・研究によって意図せず不適切なメッセージを表明することにならないか?
・悪用されない?

法的課題

意識を持つ脳の権利や福祉
どうなる?
・意識を持たなくても法的考慮の対象になる場合があるのでは?

まとめに代えて

生命倫理議論のあり方

ブレインテック・ニューロテック・ブレインマシンインタフェースへの民間投資

Bはビリオン(億)です

2020年は80億ドルという金額が投資されている

2021はコロナの影響で減ったのかな?

ブレインマシンインタフェース

・脳から情報を読み取り、実時間でロボットや身体制御

・脳を活かす研究会 2004

・脳科学研究戦略推進プログラム BMI 2008~2013

・さきがけ 脳情報の解読と制御 2008~2015

・総務省委託 ネットワークBMI 2011~2015

・第2期 脳科学研究戦力推進プログラム 20137~2018

BMI倫理4原則

川人光男・佐倉統

1.戦争や犯罪にBMIを利用してはならない

2.何人も本人の意思に反してBMI技術で心を読まれてはいけない

3.何人も本人の意思に反してBMI技術で心を制御されてはいけない

4.BMI技術はその効用が危険とコストを上回りそれを使用者が確認するときのみ利用されるべきである

*BMIとは適正体重のことではなく、ブレインマシンインタフェースのことです。

閑話休題

ブレインマシンインタフェース:人の脳と測定機器やロボットを指し、今では夢を見ている人の具体的な映像を確認できる技術があるそうです。

今はやりのVRゴーグルでバーチャル映像も見れるとか・・・

ちょっと、恐ろしいですね。無意識のことがばれてしまえば、嘘がつけなくなる。

僕が密かに思いを寄せている人がばれていまい、無意識のいやらしくて、現実には絶対できないことや、夢で見たことが晒されるなんて・・・・・

技術進歩に合わせて、倫理で考えなくてはいけないことや決めなければいけないことが増えていきますね。

昔は、駄々洩れの個人情報でしたが、昨今は個人情報といえないようなことまで、個人情報だと小さな子供まで神経質になる世の中です。

技術の進歩により、GPSや監視カメラでわかることが増え、個人情報の位置づけも変わってきます。

段々、SFや映画の世界が現実になってきているようですね。

当事者から見た神経倫理
旅谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター)

脳性麻痺の障害があり、その専門に当事者研究がある。

用語:ナラティブ・セルフ ミニマル・セルフ

ナラティブとは、「物語」「話術」「語り」といった意味を持つ言葉で、臨床心理や医療、教育やビジネスなど幅広い分野で使用されています。

ナラティブはもともと、文学理論の用語として用いられてきました。1960年代、フランス構造主義を中心とした物語の役割について関心が高まるなか、後述する「ストーリー」と異なる文芸理論上の用語として定着したといわれています。

ナラティブ(narrative)を直訳すると「物語」や「話術」、「語り」といった意味になります。似た英語としてあげられるのが、聞き馴染みのある「ストーリー(story)」という単語です。

「ストーリー」では物語の内容や筋書きを指します。主人公はじめ登場人物を中心に起承転結が展開されるため、そこに聞き手はおろか、語り手も介在しません。

一方の「ナラティブ」は語り手自身が紡いでいく物語です。主人公は登場人物ではなく語り手となる話者自身。変化し続ける物語に終わりはありません。ストーリーとナラティブは、「主人公は誰か」「完結しているか」などのニュアンスがわずかに異なるのです。

引用元:https://www.kaonavi.jp/dictionary/narrative/

脳神経科学の発展を受けて、2000年ごろから「自己」は科学的研究の対象になり、各種の知見が蓄積されてきた。ただし、従来の主要な研究は、行動実験と脳計測の組み合わせで、自己が成立する最小の条件を探求する「ミニマル・セルフ(最小の自己)」に焦点を当てたものだった。本研究では、実験科学的研究の地平をさらに拡大し、記憶・時間性・物語の次元を含む「ナラティヴ・セルフ(物語的自己)」を対象とする。実験心理学、哲学、精神病理学のアプローチを多角的に組み合わせ、物語的自己の理論モデルを構想する。

脳-身体-環境の相互作用から創発する現象として自己をとらえる「身体化された自己」の概念のもとで、ナラティヴ・セルフ(物語的自己)について、将来の実証科学的研究を推進する理論モデルを構想することにある。従来、身体性にもとづく自己の科学的研究はミニマル・セルフ(最小自己)の哲学的理論をもとに進められてきたが、この概念は、自己経験が時間性のもとで物語として編成されていく過程への着目を欠いている。

引用元:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20H04094/

野原の紫の雑草と全体をひとからげで見るか

それは赤っぽい色々の雑草が集まって前述の人は紫の雑草とみるが、自閉スペクトラムの場合別々の花ととらえる

TD:定型発達というからASDとはそうでない人のことか?

ASDとは

言葉や、言葉以外の方法、例えば、表情、視線、身振りなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが不得手である、特定のことに強い興味や関心を持っていたり、こだわり行動があるといったことによって特徴付けられます。自閉スペクトラム症は、人生早期から認められる脳の働き方の違いによって起こるもので、親の子育てが原因となるわけではありません。

参考

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2014-11-06

https://www.ncnp.go.jp/hospital/patient/disease06.html

ASDの人は以下の傾向がある

一つのことに集中してしまうとき、他も注意が向かない

異常な能力を発揮する

「レインマン」のダスティンホフマンのような人でサバン症候群の人は自閉スぺ区とたむといえるなかな

アインシュタイン、モーツァルトやイーロンマスクもその範疇か?

 

 

 

 

 

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